パッチムとは?韓国語初心者が最初につまずくポイントを完全攻略

目次
  1. パッチムとは?
  2. パッチムの種類 — 発音はたった7つ
  3. 二重パッチム
  4. パッチムと発音変化
  5. パッチムを練習する方法
  6. まとめ

「パッチムって何?」——韓国語を始めたばかりの人が最初に戸惑うポイント、それがパッチムです。ハングルの読み方を覚えたと思ったら、いきなり文字の下にもう1つ子音がくっついている。「え、これも読むの?」と混乱しますよね。

でも安心してください。パッチムは仕組みがわかれば怖くありません。実は発音のパターンはたった7つ。この記事を読み終わる頃には「なんだ、そういうことか」と思えるはずです。

パッチムとは?

パッチム(받침)は韓国語で「下に敷くもの」という意味。ハングルの構成要素である子音+母音の下につく子音のことを指します。

たとえば という文字を分解すると、こうなります。

  • (子音)+ (母音)+ (パッチム)

この一番下の「ㄴ」がパッチムです。日本語の「ん」のように、音節の最後に子音がつく仕組みだと考えるとイメージしやすいでしょう。

日本語は基本的に「子音+母音」で1音(例:か=k+a)ですが、韓国語は「子音+母音+子音」で1文字になります。この最後の子音がパッチムです。日本語にはない概念なので、最初は戸惑って当然。少しずつ慣れていきましょう。

パッチムの種類 — 発音はたった7つ

パッチムに使われる子音は全部で27種類。数字だけ聞くと多く感じますが、ここがポイント:実際の発音は7つのグループにまとまります

代表音 発音記号 含まれるパッチム 発音のイメージ
[k] ㄱ, ㅋ, ㄲ 「ク」を言いかけて止める感じ
[n] 日本語の「ん」に近い(舌先が上の歯茎につく)
[t] ㄷ, ㅌ, ㅅ, ㅆ, ㅈ, ㅊ, ㅎ 「ッ」のように舌で止める
[l] 英語の「l」(舌先を上の歯茎につけたまま)
[m] 口を閉じた「ム」
[p] ㅂ, ㅍ 「プ」を言いかけて唇を閉じる
[ng] 鼻に抜ける「ング」(「りんご」の「ん」に近い)

つまり、どんなパッチムに出会っても「この7つのどれかの音」で読めばOK。たとえば (花)のパッチムは「ㅊ」ですが、発音はㄷグループなので[t]。「ッ」で止める音になります。

二重パッチム

パッチムの中には、子音が2つ重なった二重パッチムと呼ばれるものがあります。全部で11種類です。

二重パッチム 読む子音
左(ㄱ) 넋 [넉]
左(ㄴ) 앉다 [안따]
左(ㄴ) 많다 [만타]
右(ㄱ) 읽다 [익따]
左(ㅁ) 삶 [삼]
左(ㄹ) 여덟 [여덜]
左(ㄹ) 외곬 [외골]
左(ㄹ) 핥다 [할따]
左(ㄹ) 읊다 [을따]
左(ㄹ) 잃다 [일타]
左(ㅂ) 없다 [업따]

基本ルールは「左を読む」。ただし例外が2つあります。

  • → 右の を読む(例:읽다 [익따])
  • → 밟다 は右の を読む([밥따])。ただし 여덟 など他は左の ㄹ を読む

覚え方のコツとしてよく言われるのが、「ㄺだけ例外、と覚えておけば日常ではほぼ困らない」ということ。二重パッチムが出てくる単語自体が限られているので、よく使う単語をいくつか覚えておけば自然と身につきます。

パッチムと発音変化

パッチムは単体で読むだけでなく、次に来る音によって発音が変わることがあります。これが韓国語の発音変化ルールです。代表的なものを紹介します。

連音化(リエゾン)

パッチムの後にㅇ(無音の子音)で始まる文字が来ると、パッチムの音がそのまま次の音節の子音になります。

  • 한국어 → 한구(ㄱがㅇの位置に移動)
  • 음악 → 으(ㅁがㅇの位置に移動)

鼻音化

ㄱ・ㄷ・ㅂのパッチムの後に、ㄴ・ㅁで始まる文字が来ると、パッチムの発音が鼻音(ㅇ・ㄴ・ㅁ)に変わります。

  • 학문 → 항문(ㄱ → ㅇ)
  • 있는 → 인는(ㄷ → ㄴ)

発音変化のルールは他にもありますが、まずはこの2つを意識するだけでリスニングがかなり楽になります。発音変化についてもっと詳しく知りたい方は、発音変化の解説記事(韓国語の発音変化ルール一覧)もあわせてチェックしてみてください。

パッチムを練習する方法

パッチムは座学で覚えるより、実際の単語の中で何度も目にして・耳にして慣れるのが一番の近道です。おすすめの練習法を紹介します。

単語の中で覚える

パッチムだけを暗記しようとすると退屈ですが、よく使う単語を通して覚えると自然と定着します。たとえば「먹다(食べる)」「읽다(読む)」「있다(ある・いる)」など、日常会話で頻出する単語にはパッチムがたくさん含まれています。

パダスギ(書き取り)で耳を鍛える

韓国語を聞いて、そのまま書き取る「パダスギ」練習は、パッチムの聞き分けに効果的です。入門レベルなら1文が短いので、パッチムの音に集中しやすいのがメリット。

パダスギで練習してみる →

ハングル表で確認する

パッチム付きの文字がどう構成されているか、ハングル表を見ながら確認するのもおすすめです。文字の構造が視覚的にわかるので、パッチムの位置関係が整理できます。

ハングル表を見る →

まとめ

パッチムは韓国語学習の最初のハードルですが、押さえるべきポイントはシンプルです。

  • パッチムは文字の下につく子音
  • 全27種あるが、発音は7つに集約される
  • 二重パッチムは基本「左を読む」(ㄺは例外で右)
  • 連音化・鼻音化など、発音変化のルールを知るとリスニングが楽になる

あとは実践あるのみ。単語を読んだり、パダスギで書き取ったりするうちに、パッチムは自然と身体に染み込んでいきます。焦らず、楽しみながら練習を続けてください。

編集者コメント

パッチムは"暗記"より"慣れ"。単語を読んでいるうちに自然と身につきます。焦らず進めてください。

記事を読んだら耳でも練習してみましょう。
パダスギ(書き取り練習)でリスニング力も一緒に鍛えられます。

パダスギで練習する →

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